順番は?何分磨く?正しい歯の磨き方でむし歯や歯周病を予防
皆さんこんにちは。
横浜駅東口から徒歩3分(駅直結)のスカイビル歯科です。
虫歯や歯周病をしっかりと予防するのであれば、漫然と歯磨きしていてもあまり意味がありません。
もちろん、毎食後ブラッシングを実行することは、それだけで口腔衛生の向上につながりますし、やらないよりやった方が良いに決まっています。
けれども、歯磨きの方法によっては、歯や歯茎にダメージを与えることもあるので注意が必要です。
そこで今回は、正しい歯の磨き方についてわかりやすく解説します。
正しい歯磨きの順番
正しい歯磨きは奥歯から行います。
歯を4つのブロックにわけて磨いてみましょう。
歯磨きの順番
- 下の奥歯から下の前歯へ向かって磨く
- 下の前歯から磨いていないほうの下の奥歯へ向かって磨く
- 上の奥歯から上の前歯へ向かって磨く
- 上の前歯から磨いていないほうの上の奥歯へ向かって磨く
- 仕上げに、歯が噛み合わさる「歯が平らになっている部分」を磨きます。
スタートは右でも左でも、やりやすいほうで構いません。
下の奥歯から手前に磨き、前歯を磨いたら、磨いていないほうの下の奥歯に向かって進んでいきます。
下の歯が終わったら上の歯も同様に磨いてください。
歯の裏や表、上の面をきれいに磨けるように、歯ブラシの当て方や持ち方に気を付けて磨きましょう。
歯磨きにかける時間は3分以上
歯磨きにかける時間は最低でも3分取りたいところです。
出来れば5分くらい磨けるときれいになりやすくなります。
歯1~2本に対して20回ぐらいブラッシングを行っていくと、だいたい3分は超える計算です。
時間があれば、一回の歯磨きに5分ぐらいかけるとお口の中がスッキリします。
歯磨きのタイミング:朝の歯磨きはご飯の前が理想
朝の歯磨きは朝ごはんの前に行うことが理想です。
夜眠っている間に、お口の中の細菌が増殖しているため、細菌を飲み込まないように朝食よりも先に歯を磨きます。
しっかり磨かなくても、朝食前に軽く磨いてうがいをしましょう。
食べカスが気になる方は、朝食後にしっかり磨きます。
他の時間帯では、昼食後、夕食後の歯磨きをおすすめします。
正しい歯磨きのコツ
歯磨きのコツを2つご紹介します。
スクラビング法とバス法を組み合わせることで、より丁寧な歯磨きを実現することができますので、参考になさってください。
1.スクラビング法:ブラシを90°に当てて歯の表面や歯間を磨く
例えば、「スクラビング法」と呼ばれる磨き方は、歯列全体を効率よく磨くことに適しています。
スクラビング法とは
歯や歯ぐきに対して歯ブラシを直角に当て、横方向に動かす磨き方。
歯の間に詰まった汚れをかきだす目的で行います。
ブラシを歯の真横にあて、ブラシを小刻みに動かして磨きます。
1本1本、小刻みに丁寧に磨くことができると、むし歯や歯周病予防につながります。
2.バス法:歯と歯茎の境目は毛先を45°に傾ける
磨き残しの多い部位として有名なのは、歯と歯茎の境目ですよね。
ここは単純にゴシゴシ磨いていたのでは、なかなか汚れを落とすことができます。
そこで有効なのが「バス法」と呼ばれる磨き方です。
歯ブラシの毛先を45°に傾けて歯と歯茎の境目に挿入します。
その状態でやさしく振動させることで、歯周病の原因となる、歯茎にたまったプラークを効率よく汚れを除去することができます。
歯磨き粉の発泡剤には要注意
歯磨き粉の中には、泡立ちを良くする発泡剤が含まれていることが多いです。
よく泡立つのはいいのですが、何となく磨いた気になってしまい、結果として磨き残しが多くなることもあります。
ですから、歯磨き粉を使うのであれば、発泡剤が含まれていないものがおすすめといえます。
研磨剤に関しても、歯を傷つけるおそれがあることから、出来る限り研磨剤不使用のものを選ぶことが望ましいです。
まとめ
このように、歯の磨き方を少し変えるだけで、磨き残しの量は大きく減っていきます。
正しいブラッシング法を身に付けるにはちょっとしたコツも必要になってくるため、スカイビル歯科の予防歯科の受診をおすすめします。
予防歯科では、歯磨きのプロフェッショナルである歯科衛生士が、患者様の歯磨きの弱点や歯磨きのコツをわかりやすくご説明します。
当院は、平日は20時30分まで診療しておりますので、忙しい方もお仕事帰りにお立ち寄りください。
↓こちらのページでは歯ブラシの持ち方もご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。