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公開日:2025年6月26日
最終更新日:2026年4月4日

歯のクリーニングとホワイトニングの違いとは?同時にできる?順番や選び方を歯科医が解説

歯のクリーニングとホワイトニングのイメージ

皆さんこんにちは。矯正治療、予防、審美治療、インプラント治療など幅広い診療を行う横浜の歯科医院、スカイビル歯科です。

毎日の歯みがきだけでは取り切れない歯垢や着色汚れ、気になりませんか?
「歯医者さんのクリーニングとホワイトニングって何が違うの?」「自分にはどちらが必要なの?」とご質問をいただくことがあります。

どちらも歯をきれいに見せる処置ですが、目的や方法、得られる効果は異なります。見た目の黄ばみや着色が気になる方にとっては、この違いを知っておくことが大切です。

今回は、歯のクリーニングとホワイトニングの違い、同時にできるか、どちらから始めるべきか、選び方のポイントまでわかりやすく解説します。

クリーニングとホワイトニングの基本的な違いとは?

目的・アプローチ・効果の違いで解説

クリーニングとホワイトニングは、どちらも歯をきれいにするための処置ですが、目的・アプローチ・効果の面で明確に異なります。

1. 目的

まず、両者の目的の違いについて解説します。

クリーニングは、歯の表面についた歯石や着色汚れ(ステイン)を取り除くことで、歯の健康を守るための予防処置です。
一方のホワイトニングは、歯の内部にある色素に働きかけ、歯そのものの色を白く明るくする審美処置です。

項目 クリーニング ホワイトニング
目的 歯の表面の汚れ・歯石の除去 歯そのものの色を白く明るくする
主な対象 歯垢・歯石・着色汚れ(ステイン) 加齢や遺伝などによる黄ばみ・くすみ

2. アプローチ

アプローチにも大きな違いがあります。

クリーニングは、超音波スケーラーや専用ブラシなどで、歯の表面を物理的にきれいにします。歯垢や歯石を除去し、必要に応じてPMTCやジェットクリーニング(エアフロー)などを行うこともあります。

ホワイトニングは、過酸化水素などを主成分とした薬剤を使い、歯の中の色素を化学的に分解・漂白する処置です。

項目 クリーニング ホワイトニング
処置内容 専用器具での歯石除去、研磨、ステイン除去 ホワイトニング剤を用いた化学的処置
所要時間 約30〜60分/回 約60〜90分/回(オフィスホワイトニングの場合)
使用薬剤 基本的に漂白剤は使わない 漂白成分を含む専用薬剤を使う

3. 効果の違い

そして最も気になるのは見た目への効果です。

クリーニングは、歯の表面についた汚れを落として、歯本来の色に近づける処置です。言い換えれば「表面をきれいに洗う」イメージです。

一方、ホワイトニングは歯の内部に働きかけるため、本来の色よりもワントーン、ツートーン明るく見せることができます。

「歯を白くしたい」なら、どちらを選ぶべき?

「歯を白くしたい」と感じていても、必ずしもホワイトニングが必要とは限りません。

着色汚れが原因ならクリーニングで十分なこともある

コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、タバコなどによる表面の着色(ステイン)が原因で歯が黄ばんで見えている場合は、ホワイトニングではなくクリーニングで改善できることがあります。

この場合、薬剤による漂白をしなくても、歯本来の色に近い状態まで戻せることがあります。

歯そのものの色を明るくしたいならホワイトニング

もともとの歯の色が黄みが強い方や、加齢によるくすみが気になる方、クリーニングでは変化が出にくい方は、ホワイトニングの方が向いています。

まずはお口の状態を確認し、着色なのか、歯そのものの色なのかを見極めることが大切です。

クリーニングとホワイトニングは同時にできる?

お口の状態によっては、クリーニングとホワイトニングを同じタイミングで相談することは可能です。ただし、一般的にはまずクリーニングを行ってからホワイトニングを検討する流れが自然です。

歯の表面に歯石や着色汚れが残ったままだと、ホワイトニング剤が均一に作用しにくくなることがあります。また、クリーニングだけで見た目がかなり改善するケースもあります。

そのため、「同時にやりたい」と考えている場合でも、まずは歯科医院でお口の状態を確認し、順番を相談するのがよいでしょう。

どっちから始めればいい?順番はある?

基本的には、まずクリーニングから始めることをおすすめします。

理由としては、次のようなものがあげられます。

① 汚れがあるとホワイトニングの効果が出にくい

歯の表面に歯石やステインが残っていると、ホワイトニング剤が歯にしっかり浸透しにくくなります。

先にクリーニングで表面を整えることで、薬剤が均等に作用しやすくなります。

② クリーニングだけで白く見えることもある

見た目の黄ばみやくすみが、表面の汚れによるものだった場合は、ホワイトニングをしなくても十分きれいに見えることがあります。

③ 虫歯や歯周病のチェックにもつながる

ホワイトニングを始める前には、虫歯や歯周病の有無も確認する必要があります。クリーニングでは歯石除去や歯ぐきの状態確認も行うため、お口全体の健康チェックにもつながります。

保険適用になるのはどっち?

クリーニングとホワイトニングでは、保険適用の考え方も異なります。

クリーニング

歯石除去や歯周病の治療・予防を目的としたクリーニングは、保険診療として受けられることがあります。

ただし、見た目をきれいにすることだけを目的とした処置は、保険適用外になることがあります。

ホワイトニング

ホワイトニングは、見た目を良くするための審美処置とされるため、基本的に保険は適用されません。

ホワイトニング後の色戻りを防ぐには?

ホワイトニング後の歯は、一時的に着色しやすい状態になることがあります。白さを長持ちさせたい場合は、次のような点に注意しましょう。

① 着色しやすい飲食物を控える

コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、チョコレートなどは着色の原因になりやすいため、特にホワイトニング直後は控えめにするのがおすすめです。

② 喫煙を控える

タバコのヤニは着色の大きな原因になります。せっかく白くした歯の色戻りを早めることがあるため注意が必要です。

③ 定期的にクリーニングを受ける

時間が経つと、どうしても軽い着色汚れは付着します。定期的に歯科医院でクリーニングを受けることで、白さの維持につながります。

④ 必要に応じてタッチアップを行う

「少し色が戻ってきたかな」と感じたら、ホームホワイトニングの継続やタッチアップ(再ホワイトニング)を検討することで、理想の白さを保ちやすくなります。

妊娠中・授乳中でも受けられますか?

妊娠中・授乳中のホワイトニングは、原則としておすすめしていません。

理由は、安全性が十分に確立されていないためです。明確な悪影響が確認されているわけではありませんが、「安全と断言できるだけの研究データも十分ではない」のが現状です。

また、ホルモンバランスの変化により知覚過敏や歯ぐきの炎症が起きやすい時期でもあるため、刺激に敏感になる可能性があります。

一方、通常のクリーニングについては、お口の状態によって妊娠中でも相談できることがあります。気になる方は事前にご相談ください。

まとめ

クリーニングとホワイトニングは、どちらも歯をきれいに見せるための処置ですが、目的と方法は異なります。

クリーニングは歯石や着色汚れを落として歯本来の状態に近づける処置、ホワイトニングは歯そのものの色を白く明るくする処置です。

「歯を白くしたい」と思ったときは、まず着色汚れなのか、歯そのものの色なのかを見極めることが大切です。迷った場合は、まず歯科医院で相談し、ご自身に合った順番や方法を確認しましょう。

ホワイトニングについて詳しく知りたい方は、ホワイトニングのページもあわせてご覧ください。

定期的なクリーニングや予防ケアをご希望の方は、予防・メインテナンスも参考にしてください。

この記事の監修者

スカイビル歯科 院長:三島 彰太

スカイビル歯科 院長

三島 彰太

日本歯科大学生命歯学部卒業 / 令和6年 スカイビル歯科院長就任

患者さまの状況やニーズに合わせて、保険治療・自由診療・各種クリーニング・審美治療など、最適な治療をご提案しております。